勘定科目に「あだ名」が重要な理由
簿記の検定試験に合格するには、参考書を読み込んで理解し、問題を解きまくらなければなりません。
参考書の理解不足、問題練習不足の状態で試験に臨んでも、合格は難しいですし、奇跡的に合格できたとしても、簿記の知識を生かして次のステップに進むことは不可能です。
簿記の勉強について、参考書を読み込んで理解し、問題練習を始めたとしても、制限時間内に問題が解き終わらないことに気づきます。
何度も問題を解いても、制限時間内に終わらない。
理由は、メモ書きがイケてないからです!
簿記の検定試験では、決算整理後残高試算表や精算表、損益計算書や貸借対照表などの作成問題が出題されます。
これらの問題の特徴は、問題文が長いことです。
問題文を読み進めていきながら、仕訳などをメモ書きして、最後まで読み終わったら、金額を集計して答案用紙に記入していきます。
このメモ書きがイケてないから、金額の集計作業でミスが生じ、点数が取れず、不合格になってしまうのです。
しかも、決算整理後残高試算表や精算表、損益計算書や貸借対照表などの作成問題には、高い配点が置かれているので、合格するには、これらの問題で点数を取らなければならないのです。
金額の集計作業でミスが生じないためのイケてるメモ書きの方法は、ひたすら練習して、いろいろなやり方を試して、自分なりの方法を見つけるしかありません。
ただし、メモ書きの時間を短縮するための秘策はあります。
それは、勘定科目にあだ名(ニックネーム)を付けることです。
例えば、「現金及び預金」とメモ書きしていたら、6文字も書いて時間がもったいないですよね。
だったら、「現預」とか「現よ」とか「げんよ」とかでよくないですか?
自分が集計するときにわかればそれでいいんです。
「減価償却累計額」は「減るい」でいいんです。
「貸倒引当金」は「貸引」とか、私は「貸!」って書いてました。
「貸!」の読み方は「かしびっくり」です(笑)。
おかげで、LINEなどで友人とメッセージのやり取りをするときに「!」マークが付いていると、貸倒引当金を思い出しちゃいます(笑)。
たくさんの問題を解けば、勘定科目にあだ名が付けられるようになります。
逆にいうと、勘定科目にあだ名が付けられないようでは、まだまだ練習不足ということです。
そして、メモ書きの時間を短縮できれば、余裕を持って問題を解くことができるようになります。
ちなみに、決算整理後残高試算表や精算表、損益計算書や貸借対照表などの作成問題は、仕訳問題の寄せ集めで、最後に集計が必要なだけです。
したがって、仕訳問題をたくさん解けば、これらの作成問題でも点数が取れるようになります。
苦手意識を持つ必要はありません。
そして、仕訳問題を解くときも『この勘定科目のあだ名は何にしようか』と意識するといいと思います。
最適な勉強方法
簿記の勉強方法は、人それぞれだと思います。
いろいろな勉強方法を試して、その中で、自分に適した勉強方法を見つけるしかないと思います。
余談ですが、学生時代に『将来、こんな仕事がしたい』と明確に決めている人は、ほとんどいないと思います。
学校を卒業して、いろいろな仕事を経験してみて、その中で『この仕事が自分に適している』と気づくものだと思います。
簿記の勉強も仕事も、まずは、いろいろ試してみることが大切だと思います。
最適な勉強方法が見つかれば、やる気も増すはずです。
ちなみに、簿記の勉強方法には、下記の3種類があると思います。
①参考書を使って独学
②資格の学校等に通う
③スマホやパソコンで学習
上記の3種類の勉強方法は、どれを選んでも試験に合格できます。
しかし、どの方法が自分に最適かは、やってみなければわかりません。
ちなみに、私は、上記②資格の学校に通って勉強したことがあります。
その学校には、簿記の参考書の著者でもある有名な先生がいて、その先生の授業は、いつも満員でした。
試しに、私もその先生の授業を受けてみましたが、正直、なぜ人気なのかがわかりませんでした。
他の先生と教え方が違う、ということもなかったです。
雑談がおもしろい、ということもなかったです。
そのとき、「人気のある先生=自分に適した先生」ではないことがわかりました。
結局、試してみて、自分に適した勉強方法を見つけるしかないと思いました。
しかし、試すにも、参考書代や授業料など、お金がかかってしまいます。
したがって、まずは、無料で試せるものからやってみるのがいいと思います。
これから簿記の勉強を始めるなら、上記③スマホやパソコンで学習がおすすめです。
例えば、スマホやパソコンなどを使ってスキマ時間に効率良く学習し、短期間で日商簿記検定試験(3級・2級・1級)の合格を目指すスタディングです。
スタディングでは、現在、簿記(3級・2級・1級)の初回講座が無料で受けられます。
まずは、試してみて、自分に合わなければ、上記①参考書を使って独学や②資格の学校等に通うを試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
【公式サイト:スタディング】