【FX】売買比率って、日本円の売られすぎ買われすぎを示す指標?

売買比率を理解して、投資に役立てる

FX(外国為替証拠金取引)を始めるために、口座を開設すると、取引画面で売買比率を見ることができる便利な証券会社(FX会社)があります。

では、売買比率とは、何を売買している比率を示しているのでしょうか?

例えば、ドル/円の売買比率(売り70%・買い30%)の場合、売り70%というのは、ドルを売っている人が70%なのか、または、日本円を売っている人が70%なのか、どちらなのか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。

ドル/円の売買比率(売り70%・買い30%)の場合、売り70%というのはドルを売っている人が70%、買い30%というのはドルを買っている人が70%、を意味します。

ドル/円で、ドルを買っている人よりもドルを売っている人のほうが多いということは、それだけ日本円が買われていることになります。

この場合、円の価値は高い方向に、ドルの価値は低い方向に進みます。

つまり、円高ドル安の方向に進む(例えば、1ドル=110円から1ドル=100円に進む)ということになります。

なお、FXにおいて、ドルを売っている人(売りポジションを取っている人)は、その後、利益を確定させたり損切りするために、ドルを買わなければ(買い戻さなければ)なりません。

したがって、ドルを買っている人よりもドルを売っている人のほうが多い場合は、円高ドル安の方向に(例えば、1ドル=110円から1ドル=100円に)進んでいきますが、ドルを売っているたくさんの人がドルを買う行動を取り始めると、円安ドル高の方向に(例えば、1ドル=100円から1ドル=110円に)進んでいくことになります。

なお、売買比率は、証券会社(FX会社)により比率が異なります。

つまり、利用者(口座開設者)が最も多い証券会社の売買比率を参考にすることが、相場全体の動きを判断する上で大切となります。

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