【第2・第3文型】動詞の後の名詞が、補語か目的語か、区別の注意点

補語と目的語の正しい区別

第2文型[ S+V+C ]では、動詞は補語を伴い、この補語は主格補語と呼ばれ、「主語 = 補語」の関係が成り立ちます。

第3文型[ S+V+O ]では、動詞は目的語一つだけをとる完全他動詞で、目的語は主語の行う動作を受ける対象であるから( oneself が再帰目的語となる場合を除き)「主語 = 目的語」の関係が成り立ちません。

動詞のあとにくる名詞が補語と目的語のどちらであるかを、上記のような関係を認めたうえで、正しく区別できなければなりません。

cling と willing の違い(日本語の意味が、全く異なる英単語)

例文

① She became an actress.

[ S+V+C ]

(彼女は女優になった

② He married an actress.

[ S+V+O ]

(彼は女優と結婚した

なお、同じ動詞が、第2文型と第3文型、両方の文型で用いられる場合もあるので、注意が必要です。

③ It tasted sweet.

[ S+V+C ]

(それは甘い味がした

probe と prove と prone の違い(日本語の意味が、全く異なる英単語)

④ He tasted it.

[ S+V+O ]

(彼はそれの味をみた

⑤ It grew dark.

[ S+V+C ]

(暗くなった

⑥ She grew roses.

[ S+V+O ]

(彼女はバラを栽培した

eliminate と illuminate の違い (日本語の意味が、全く異なる英単語)