FXと株式投資の共通点
FX(外国為替証拠金取引)
FXでは、外貨(ドル・ユーロなど、各国の中央銀行が発行し管理している法定通貨)を、安く買って、高く売って差額で儲けることができます。
また、外貨を、高く売って、安く買い戻して差額で儲けることもできます。
さらに、スワップポイントと呼ばれる、外貨預金の利息のようなものを受け取ることもできます。
FXでは、金利が高い通貨を買い、金利が低い通貨を売ることにより、この金利差にあたるスワップポイント(利息)を受け取ることができるのです。
【算式】
為替レート × 保有通貨数 × 金利差 ÷ 365日 = 1日に受け取れるスワップポイント
株式投資
FXと同じように、株式投資では、上場企業の株式を、安く買って、高く売って差額で儲けることができます。
また、信用取引を利用すれば、上場企業の株式を、高く売って、安く買い戻して差額で儲けることもできます。
さらに、配当金を受け取ることもできます。
配当金とは、例えば、私がABCD株式会社の株式を購入したとします。この時点で、私はABCD株式会社の株主です。
その後、ABCD株式会社が利益を得た(儲けた)場合、ABCD株式会社は、儲けた利益の一部を、株主である私に還元してくれます。
これが配当金です。
共通点
このように、FXと株式投資では、価格の差額で儲けることができ、しかも、価格が上昇傾向にあるときも、下降傾向にあるときも儲けることができます。
また、FXではスワップポイントを、株式投資では配当金を受け取ることもできます。
株式投資にはない、FXのメリット
株式投資を行うには、簿記・会計の知識と財務諸表(決算書)を読むチカラが必要です。
財産と債務がどれだけあるのかを示す「貸借対照表」。
どれだけ利益が出ているのか(儲かっているのか)を示す「損益計算書」。
現金がどれだけ増減したかを示す「キャッシュフロー計算書」。
どれだけ配当金が支払われているのかなどを示す「株主資本等変動計算書」。
これらの財務諸表が読めなければ、「投資しても大丈夫な企業なのか」を判断することができません。
そして、財務諸表を読めるようにするには、簿記・会計の知識が必要です。
貸借対照表の資産の部の未収収益と未収入金(未収金)の違いは?負債の部の引当金って何?
損益計算書の営業利益と経常利益の違いは?減価償却って何?
キャッシュフロー計算書の棚卸資産の増加額って何?
株主資本等変動計算書の利益準備金って何?
など、簿記・会計の知識がなければ、財務諸表を理解することはできません。
これらの知識を短期間で身に付けるには、スタディングがおすすめです。
これに対し、FXは、企業に投資するものではなく、通貨に投資するものであるため、簿記・会計の知識と財務諸表を読むチカラは必要ありません。
したがって、FXには、簿記・会計の知識と財務諸表を読むチカラを身に付けなくても、すぐに始められるというメリットがあります。
なお、FXを始めるには、DMM.com証券や外為ジャパンなどへの口座開設が必要です(口座開設に費用はかかりません)。