【減価償却】(定額法・定率法)と(直接法・間接法)の違い

定額法と定率法

減価償却とは、固定資産を費用化することであり、費用化の方法には「定額法」や「定率法」などがあります。

定額法

定額法とは、固定資産を毎年同額ずつ費用化する方法です。

定率法

定率法とは、固定資産を使い始めた最初の頃に多く費用化し、年数が進むにつれて費用化の度合いを緩やかにしていく方法です。

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直接法と間接法

減価償却を行った場合の会計処理の方法(仕訳・貸借対照表の表示)には、「直接法」と「間接法」があります。

直接法

直接法とは、固定資産の帳簿価額(総勘定元帳の価額)から減価償却費を直接差し引いて、未償却残高だけを貸借対照表に表示する方法です。

直接法で減価償却の仕訳を行う場合、貸方の勘定科目は「固定資産」になります

間接法

間接法とは、固定資産の取得原価から減価償却累計額を差し引く形式で未償却残高を貸借対照表に表示する方法です。

間接法で減価償却の仕訳を行う場合、貸方の勘定科目は「減価償却累計額」になります。