【簿記】「分記法」と「三分法」の違い

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問題

先月末に1,000円で仕入れた商品を、本日、1,500円で販売し、代金は普通預金口座に入金された。なお、当店は、商品売買取引の仕訳方法に分記法を採用している。

解答

商品販売時の仕訳(分記法)

解説

解答の貸方は、「商品販売益」に代え「商品売買益」でも正解です。

この問題の前提として、先月末の商品仕入れ時に、下記の仕訳が行われています。商品売買取引の仕訳方法に分記法を採用しているため、借方は「商品」になります。

商品仕入れ時の仕訳(分記法)

そして、この問題では、1,000円で仕入れた商品を1,500円で販売しているため、貸方は「商品」と「商品販売益(または商品売買益)」になります。

なお、「商品」の金額は売上原価1,000円、「商品販売益(または商品売買益)」の金額は儲け500円(売価1,500円−売上原価1,000円)になります。

ちなみに、この問題が分記法ではなく三分法の場合、前提として、先月末の商品仕入れ時に、下記の仕訳が行われます。三分法の場合、借方は「仕入」になります。

商品仕入れ時の仕訳(三分法)

土地を購入し、代金は後日支払う場合の仕訳(付随費用の取扱い)

そして、商品販売時に、下記の仕訳が行われます。三分法の場合、貸方は「売上」になります。

商品販売時の仕訳(三分法)

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