【簿記】商品の返品があった場合の、売り手と買い手の仕訳(三分法)

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問題

昨日、卸売販売をしている当店は、小売販売をしている巣鴨商店に30,000円の商品を掛けで販売したが、本日、品違いのため返品された。なお、当店は商品売買取引の仕訳方法に三分法を採用している。

解答

売上返品仕訳(三分法)

解説

この問題の前提として、昨日の商品販売時に、下記の仕訳が行われています。商品売買取引の仕訳方法に三分法を採用しているため、貸方は「売上」になります。

商品の掛け販売仕訳(三分法)

そして、販売した商品が返品された場合、販売した時の仕訳の逆仕訳(解答の仕訳)を行い、販売記録を取り消します。

なお、相手(巣鴨商店)は、商品を掛けで仕入れたが、品違いのため返品しています。

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巣鴨商店が商品売買取引の仕訳方法に三分法を採用している場合、巣鴨商店の商品仕入れ時の仕訳は、下記のとおりになります。三分法を採用しているため、借方は「仕入」になります。

商品の掛け仕入れ仕訳(三分法)

そして、返品時は、下記のとおり、仕入れ時の仕訳の逆仕訳を行い、仕入れ記録を取り消します。

掛け仕入れの返品仕訳(三分法)

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