【簿記】固定資産(備品)を、分割払いで購入した場合の仕訳

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問題

当店の事務所で使用する目的でコピー機(備品)470,000円を購入し、搬入設置費用30,000円を含めた500,000円のうち、300,000円は普通預金口座から支払い、残額は翌月以降の分割払いとした。

解答

備品購入、分割払い仕訳(有形固定資産)

解説

使用する目的で購入したコピー機は、有形固定資産に該当するため、借方は「備品」になります。

備品の金額(取得原価)は、購入代価470,000円と搬入設置費用などの付随費用30,000円を合わせた金額500,000円になります。

貸方のうち、普通預金口座から支払った300,000円は、「普通預金」になります。

また、翌月以降の分割払いとした残額200,000円は、商品売買以外の取引から生じた代金の未払分(備品・建物・有価証券・消耗品などの資産を購入し、代金は後日支払う場合など)であるため、「未払金」になります。

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なお、「翌月以降の分割払い」とありますが、分けて支払うというだけであり、後日支払うということに変わりありません。したがって、「翌月以降の分割払い」であっても、「翌月以降の一括払い」であっても、商品売買以外の取引から生じた代金の未払分は、「未払金」になります。

ちなみに、商品売買取引から生じた代金の未払分(商品を仕入れ、代金は後日支払う「掛け取引」の場合)は、「買掛金」になります。

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