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問題
先月末、卸売販売をしている当店は、小売販売をしている秋葉原商店に原価1,000円の商品を1,500円で掛け販売したが、本日、品違いのため返品された。なお、当店は商品売買取引の仕訳方法に分記法を採用している。
解答
解説
解答の借方は、「商品販売益」に代え「商品売買益」でも正解です。
この問題の前提として、先月末の商品販売時に、下記の仕訳が行われています。商品売買取引の仕訳方法に分記法を採用しているため、貸方は「商品」と「商品販売益(または商品売買益)」になります。
そして、販売した商品が返品された場合、販売した時の仕訳の逆仕訳(解答の仕訳)を行い、販売記録を取り消します。
なお、相手(秋葉原商店)は、商品を掛けで仕入れたが、品違いのため返品しています。
▷【簿記】電話代を支払った際、勘定科目を誤った場合の訂正仕訳
秋葉原商店が商品売買取引の仕訳方法に分記法を採用している場合、秋葉原商店の商品仕入れ時の仕訳は、下記のとおりになります。分記法を採用しているため、借方は「商品」になります。
そして、返品時は、下記のとおり、仕入れ時の逆仕訳を行い、仕入れ記録を取り消します。
▷【簿記】当座借越があり、他人振出小切手を当座預金に預け入れた場合