【簿記】利払期日が到来した公社債の利札について、利払日の仕訳

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問題

3年前に購入した秋葉原株式会社の社債について、利払い期日が到来した利札6,000円があるため、本日、適切な会計処理を行う。

解答

支払期日が到来した公社債の利札の仕訳(有価証券利息)

解説

「利払期日が到来した公社債の利札」の仕訳をする場合、借方は「現金」、貸方は「有価証券利息」になります。

公社債とは、国が発行する「国債」、地方公共団体が発行する「地方債」、会社が発行する「社債」の総称で、国・地方公共団体・会社が、多数の人・会社等から借金をする際に発行する借用証書(紙)です。

「国債」や「地方債」や「社債」を購入する、ということは、国や地方公共団体や会社にお金を貸し付けることを意味します。

そして、お金を貸し付けた場合、定期的に利息を受け取ることができます。

「国債」や「地方債」や「社債」には、利札(りふだ)という利息を受け取るための引換券が複数付いており、利払期日(引換期日)が到来した利札を切り取って銀行に持参すると、お金(現金)と交換してもらえます。

「利札期日が到来した公社債の利札」は、銀行に持参すると、直ちにお金(現金)と交換してもらえるため、簿記では「現金」として取り扱います。

したがって、借方は「現金」になります。

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なお、利払期日が到来した場合、たとえ利札を銀行に持参しなくても、この問題の解答の仕訳をします。

上記のように、公社債を購入すると、利息がもらえ、借方に「現金」、貸方に「有価証券利息」の仕訳をします。

そして、取得した株式について、配当金領収証を受け取った場合の仕訳で確認しましたように、株式を購入すると、配当金がもらえ、借方に「現金」、貸方に「受取配当金」の仕訳をします。

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