【キャッシュフロー計算書】支払利息・支払配当金の記載方法

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支払利息(利息の支払額)

支払利息(お金を借りた場合に支払う利子)を、キャッシュフロー計算書に記載する方法には、下記の①②があり、いずれかを選択適用することになります。

ただし、一旦適用した方法は、その後の会計期間(事業年度)においても、継続して適用しなければなりません。

例えば、下記の①の方法を適用した場合、その後の会計期間においても、継続して①の方法を適用しなければなりません。

方法 ①

営業活動の区分に記載する方法(多くの企業で採用されています)

【キャッシュフロー計算書】(営業・投資・財務)3つの活動の違い

方法 ②

財務活動の区分に記載する方法

金額を記載する際の注意点

支払利息をキャッシュフロー計算書に記載する場合、記載する「金額」に注意しなければなりません。

当期の損益計算書に記載されている支払利息の金額に、前期と当期の貸借対照表に記載されている経過勘定項目(未払利息・前払利息)を調整して、当期のキャッシュフロー計算書に記載する支払利息の金額を算出しなければなりません。

キャッシュフロー計算書を理解するために、最も役立った本

支払配当金(配当金の支払額)

支払配当金は、キャッシュフロー計算書の財務活動の区分に記載します。

余談ですが、支払利息は「費用」であり損益計算書に記載されるものです。一方、支払配当金は「利益」の処分として株主に分配されるもの(費用ではない)であり株主資本等変動計算書に記載されるものです。

したがって、支払配当金は、損益計算書には記載されませんのでご注意下さい。

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