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問題
先月末に品川株式会社の株式を200,000円で購入したが、本日、300,000円で売却し、売却手数料10,000円を差し引いた手取り額が当座預金口座に振り込まれた。
解答
解説
この問題の前提として、先月末の株式の購入時に、下記の仕訳をしています。
株式を購入した場合、上記のように、借方に有価証券(資産の増加)の仕訳をします。
そして、購入した株式を売却するこの問題において、貸方に有価証券(資産の減少)の仕訳をします。
200,000円で購入した株式を300,000円で売却しているため、差額の100,000円は、貸方に有価証券売却益として仕訳をします。
ただし、300,000円で売却していますが、売却手数料10,000円が差し引かれるため、手取り額の290,000円のみ借方に当座預金とし、売却手数料10,000円は借方に支払手数料として仕訳をします。
株式を購入する目的は様々ありますが、理解しやすいのは、下記の①②だと思います。
①安く購入して高く売却する
②配当金をもらう
①は、この問題です。ただし、安く購入して高く売却する目的で購入したにも関わらず、株価が下がり、購入金額より低い金額で売却する(借方に有価証券売却損の仕訳をする)場合もあります。
例えば、この問題が、「先月末に品川株式会社の株式を200,000円で購入したが、本日、150,000円で売却し、売却手数料10,000円を差し引いた手取り額が当座預金口座に振り込まれた。」だった場合の仕訳は、下記のとおりになります。
上記のとおり、200,000円で購入した株式を150,000円で売却しているため、差額の50,000円は、借方に有価証券売却損として仕訳をします。
なお、②の配当金をもらうについては、取得した株式について、配当金領収証を受け取った場合の仕訳にまとめてありますので、よろしければご覧下さい。
▷【簿記】当座預金口座を開設し、小切手帳の交付を受けた場合の仕訳