【簿記】土地の貸付けに係る地代の受取り仕訳を誤った場合の訂正仕訳

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問題

土地を貸し付け、代金80,000円を現金で受け取った際、貸方の勘定科目を受取地代とすべきところを誤って受取利息にしてしまったため、本日、これを訂正する。

解答

受取利息と受取地代の訂正仕訳(修正仕訳)

解説

この問題の前提として、土地を貸し付け、代金(地代)を受け取った際、下記の誤った仕訳が行われています。

利息の受取仕訳

受取利息は、銀行預金・貸付金・公社債などに係る利息を受け取った場合、貸方に用いる勘定科目です。

地代を受け取った場合、貸方の勘定科目は受取地代でなければなりません。

したがって、この問題において、訂正仕訳を行うことになります。

訂正仕訳は、まず、下記のように誤った仕訳の逆仕訳(仕訳①)をして、誤った仕訳をする前の状態に戻します。

利息の受取りの訂正仕訳(修正仕訳)

次に、下記のように本来の正しい仕訳(仕訳②)をします。

地代の受取り仕訳

最後に、上記①と②の仕訳を相殺したもの(①の貸方の現金80,000円と②の借方の現金80,000円を相殺したもの)を訂正仕訳(この問題の解答)とすると、理解しやすいと思います。

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ちなみに、建物を貸し付け、代金(家賃)を受け取った場合には、貸方の勘定科目に受取家賃を用います。

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