【簿記】「勘定科目」と「表示科目」の違い

勘定科目

日々の取引を会計帳簿(仕訳帳・総勘定元帳など)に記録する場合に使われる科目は「勘定科目」といい、会社の内部で使用されます。

「勘定科目」は、会社の内部で使用されるものであるため、科目名についての厳格なルールは特に設けられていません。

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表示科目

毎年一回作成することが一般的な貸借対照表や損益計算書で使われる科目は「表示科目」といい、外部の関係者(株主・債権者など)に公表される報告書で使用されます。

「表示科目」は、正式な報告書で使用されるものであるため、外部の関係者が見たときにわかりやすいように、科目についての一定の規則が設けられています。

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勘定科目と表示科目の混同に注意しましょう

簿記の学習において、「勘定科目」と「表示科目」が異なるものがあります。

具体的には、下記のものが挙げられます。

  • 売上と売上高
  • 仕入と売上原価
  • 繰越商品と商品
  • 有価証券と投資有価証券
  • 前払利息と前払費用
  • 前受利息と前受収益
  • 未払利息と未払費用
  • 未収利息と未収収益
  • 当座借越と短期借入金

例えば、貸借対照表の作成問題で、「商品」という表示科目を記載すべきところを「繰越商品」という勘定科目を記載してしまうと、不正解となってしまいます。

したがって、「勘定科目」と「表示科目」は、混同しないように注意しなければなりません。

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