個人事業主(フリーランス)や法人(会社)の役員・社員が、仕事の都合でビジネスホテルや旅館等に宿泊した場合の仕訳を、下記の支払い方法別に、具体例を用いて解説します。
- 【現金】払いの場合
- 【クレジットカード】払いの場合
- 【クレジットカードとポイント】払いの場合
なお、個人事業主と法人で、仕訳処理の方法に違いはありませんのでご安心下さい。
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1.【現金】払いの場合
宿泊時の具体例
「2月10日、個人事業主のAさんは、ビジネスホテルに宿泊し、宿泊代(飲食代含む)1万円を現金で支払った。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、旅費交通費(費用)、
貸方は、現金(資産)、
になります。
▷正しい仕訳がわからず、会計ソフトに仕訳入力できない場合の対処法
2.【クレジットカード】払いの場合
宿泊時の具体例
「2月10日、個人事業主のAさんは、ビジネスホテルに宿泊し、宿泊代(飲食代含む)1万円をクレジットカードで支払った。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、旅費交通費(費用)、
貸方は、未払金(負債)、
になります。
クレジットカード決済(引き落とし)時の具体例
「3月5日、クレジットカード払いした宿泊代(飲食代含む)1万円が、普通預金口座から引き落とされた。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、未払金(負債)、
貸方は、普通預金(資産)、
になります。
なお、宿泊予約サイトやクレジットカードによっては、支払金額に応じて、ポイント(楽天トラベルや楽天カード
の楽天スーパーポイント等)がもらえる場合もありますが、ポイントをもらった時点では仕訳処理は行いません。
次回以降、ポイントを使用した時に仕訳処理が必要になります。
この場合の仕訳は、次の3.【クレジットカードとポイント】払いの場合で解説します。
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3.【クレジットカードとポイント】払いの場合
宿泊時の具体例
「2月10日、個人事業主のAさんは、ビジネスホテルに宿泊し、宿泊代(飲食代含む)1万円のうち9千円をクレジットカードで、残りの1千円をポイントで支払った。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、旅費交通費(費用)、
貸方は、未払金(負債)と雑収入(収益)、
になります。
クレジットカード決済(引き落とし)時の具体例
「3月5日、クレジットカード払いした宿泊代(飲食代含む)9千円が、普通預金口座から引き落とされた。」
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、未払金(負債)、
貸方は、普通預金(資産)、
になります。