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個人事業主や法人(会社)が、
デパートの商品券、
Amazonギフト券、
図書カード、
iTunesカード、
などを、取得した場合と使用した場合の仕訳処理の方法を、具体例を用いて、下記の順番に解説します。
- 【定価】で取得した場合
- 【定価】で取得した商品券を使用した場合
- 【割引価格】で取得した場合
- 【割引価格】で取得した商品券を使用した場合
- 【無料】で取得した場合
- 【無料】で取得した商品券を使用した場合
なお、個人事業主と法人で、仕訳処理の方法に違いはありませんのでご安心下さい。
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1.【定価】で取得した場合
商品券・ギフト券などを取得した場合や使用した場合の仕訳処理には、「商品券」という勘定科目を使用します。
なお、「商品券」という勘定科目に代えて、「他店商品券」という勘定科目を使用しても問題ありません。
ただし、今年「商品券」という勘定科目を使用したら来年以降も「商品券」という勘定科目を使用し、今年「他店商品券」という勘定科目を使用したら来年以降も「他店商品券」という勘定科目を使用しなければなりませんのでご注意下さい。
では、商品券を定価(額面価格)で購入した場合の仕訳処理を確認します。
《具体例》
『20,000円分の商品券を購入し、代金は現金で支払った。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、商品券(資産)、
貸方は、現金(資産)、
になります。
▷正しい仕訳がわからず、会計ソフトに仕訳入力できない場合の対処法
2.【定価】で取得した商品券を使用した場合
《具体例》
『コピー用紙を30,000円で購入し、代金は商品券20,000円と現金10,000円で支払った。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、消耗品費(費用)、
貸方は、商品券(資産)と現金(資産)、
になります。
▷ビジネスホテル・旅館等に宿泊した場合の、支払い方法別の仕訳
3.【割引価格】で取得した場合
金券ショップや商品券売買サイトなどで、商品券を割引価格で購入した場合の仕訳処理を確認します。
《具体例》
『商品券売買サイトで、20,000円分の商品券を19,000円で購入し、代金は普通預金口座から支払った。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、商品券(資産)、
貸方は、普通預金(資産)と雑収入(収益)、
になります。
20,000円分の商品券を19,000円で購入しており、差額の1,000円は儲かったことになりますので、貸方の1,000円は雑収入(収益)になります。
なお、商品券売買サイトによっては、商品券の購入前に、あらかじめお金を振り込んでおかなければならないところもあります。
この場合の仕訳処理については、下記の記事にまとめてありますので、よろしければご覧下さい。
4.【割引価格】で取得した商品券を使用した場合
《具体例》
『コピー用紙を30,000円で購入し、代金は19,000円で購入した商品券20,000円と現金10,000円で支払った。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、消耗品費(費用)、
貸方は、商品券(資産)と現金(資産)、
になります。
5.【無料】で取得した場合
取引先や友人などから商品券をもらった場合の仕訳処理を確認します。
《具体例》
『取引先から、20,000円分の商品券をもらった。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、商品券(資産)、
貸方は、雑収入(収益)、
になります。
20,000円分の商品券をもらっており、20,000円が儲かったことになりますので、貸方は雑収入(収益)になります。
6.【無料】で取得した商品券を使用した場合
《具体例》
『コピー用紙を30,000円で購入し、代金は取引先からもらった商品券20,000円と小切手10,000円で支払った。』
この場合の仕訳は、下の画像のとおりになります。
借方は、消耗品費(費用)、
貸方は、商品券(資産)と当座預金(資産)、
になります。
小切手での支払いには、当座預金という勘定科目を使用します。