正しい仕訳がわからず、会計ソフトに仕訳入力できない場合の対処法

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余裕をもって確定申告するために

現金を支払ったが、下の画像のように、仕訳がわからない。

現金の出金仕訳

現金を受け取ったが、下の画像のように、仕訳がわからない。

現金の入金仕訳

普通預金口座から出金があったが、下の画像のように、仕訳がわからない。

普通預金の出金仕訳

普通預金口座に入金があったが、下の画像のように、仕訳がわからない。

普通預金の入金仕訳

勘定科目がわからない等の理由により、会計ソフト(確定申告ソフト)に正しい仕訳が入力できないこともあると思います。

しかし、仕訳がわからないからといって、会計ソフトに仕訳を入力しないままにしておくと、確定申告書の提出期限直前に苦労することになります。

上記の例でいうと、少なくとも、現金の入出金や普通預金の入出金はわかっていることです。

にもかかわらず、仕訳を入力しないでいると、現金の実際残高と会計ソフト上の残高が一致しない、普通預金の通帳残高と会計ソフト上の残高が一致しないことになってしまいます。

確定申告書の提出期限直前に、現金の実際残高と会計ソフト上の残高が一致していなかったり、普通預金の通帳残高と会計ソフト上の残高が一致していなかったら相当焦ると思います。

そうならないために、私が実践しているのは、「仮払金」という勘定科目を使って仕訳入力してしまうことです。

現金を支払ったが仕訳がわからない場合、貸方が「現金」なのはわかっていて、借方の勘定科目がわからないので、下の画像のように、借方を「仮払金」にして入力してしまいます。

現金の出金と仮払金の仕訳

現金を受け取ったが仕訳がわからない場合、借方が「現金」なのはわかっていて、貸方の勘定科目がわからないので、下の画像のように、貸方を「仮払金」にして入力してしまいます。

現金の入金と仮払金の仕訳

普通預金口座から出金があったが仕訳がわからない場合、貸方が「普通預金」なのはわかっていて、借方の勘定科目がわからないので、下の画像のように、借方を「仮払金」にして入力してしまいます。

普通預金の出金と仮払金の仕訳

普通預金口座に入金があったが仕訳がわからない場合、借方が「普通預金」なのはわかっていて、貸方の勘定科目がわからないので、下の画像のように、貸方を「仮払金」にして入力してしまいます。

普通預金の入金と仮払金の仕訳

上記の仕訳を入力することによって、少なくとも、現金の実際残高と会計ソフト上の残高は一致し、普通預金の通帳残高と会計ソフト上の残高も一致します。

そして、正しくないところはすべて「仮払金」で入力してありますので、後日、「仮払金」の総勘定元帳を開けば、正しくない仕訳がすべて表示され、勘定科目と仕訳に関するの本を見たり、簿記・会計に詳しい人に質問したりして、「仮払金」を正しい勘定科目にまとめて修正することができます。

正しくない仕訳に「仮払金」という目印をつけておくイメージです。

そして、すべて修正すれば、「仮払金」の総勘定元帳に仕訳が表示されなくなります。

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なお、私は「仮払金」とうい勘定科目を使って入力してますが、他の勘定科目でも問題ありません。

「仮受金」や「前払金」などでも問題ありません。

大切なことは、日頃使っていない勘定科目を使うことと、「仮払金」を使うと決めたら「仮払金」を使い続けるなど一つの勘定科目を使い続けることです。

※ 確定申告について、パソコンを使って電子申告(e-Tax)する場合、マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダー(例えば、ICカードリーダー USB-NFC4Sなど)が必要になります。

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