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問題
得意先東京商店に、原価20,000円の商品を30,000円で販売し、代金は後日受け取ることとした際、誤って借方の勘定科目を未収入金としてしまったため、本日、これを訂正する。なお、当店は商品売買取引の仕訳方法に三分法を採用している。
解答
解説
この問題の前提として、東京商店への商品販売時に、下記の誤った仕訳が行われています。
商品を販売し、代金は後日受け取る「掛け取引」の場合、借方の勘定科目は「売掛金」でなければなりません。
「未収入金(または未収金)」は、商品以外の資産(建物・土地・有価証券・消耗品など)を売却し、代金は後日受け取る場合、借方に用いる勘定科目です。
したがって、この問題において、訂正仕訳を行うことになります。
訂正仕訳は、まず、下記のように誤った仕訳の逆仕訳(仕訳①)をして、誤った仕訳をする前の状態に戻します。
次に、下記のように本来の正しい仕訳(仕訳②)をします。
最後に、上記①と②の仕訳を相殺したもの(①の借方の売上30,000円と②の貸方の売上30,000円を相殺したもの)を訂正仕訳(この問題の解答)とすると、理解しやすいと思います。
▷【簿記】売掛金の入金時に、振込手数料が差し引かれた場合の仕訳