【簿記】「前受金」と「仮受金」の違い

前受金

商品を販売する場合、実際に商品を引き渡す前に、代金の一部を先に受け取ることがあります。

これを「手付金」または「内金」といい、この場合、「前受金」という勘定科目で仕訳処理を行います。

前受金の仕訳については、下記の記事にまとめてありますので、よろしければご覧下さい。

【簿記】固定資産(備品)を、分割払いで購入した場合の仕訳

仮受金

お金を受け取ったが、「内容がはっきりしていないもの」がある場合、一時的に、「仮受金」という勘定科目で仕訳処理を行います。

仮受金の仕訳については、下記の記事にまとめてありますので、よろしければご覧下さい。

【簿記】商品の返品があった場合の、売り手と買い手の仕訳(三分法)

前受金と仮受金の違い

前受金と仮受金は、「負債」である点では共通していますが、

前受金は、既に決まっている商品の販売について、商品の引き渡し前に、代金の一部を受け取った場合に用いる勘定科目です。

これに対し、

仮受金は、まだ、はっきりしていない取引内容について、お金を受け取った場合に用いる勘定科目です。

【簿記】給料支払い時に、社会保険料と所得税を預かった場合の仕訳